dakenの使い方 ― キーマップ読み込みからタイピング練習まで

ZMK の .keymap(DTS)または QMK の keymap.json をブラウザで開き、レイヤー切替やローマ字を意識的に練習するまでの 5 ステップを順に説明します。

ステップ1: キーマップファイルを用意する

自作キーボードのファームウェアリポジトリ(zmk-config / qmk_firmware)から、現在使っている設定ファイルを手元にダウンロードしてください。

  • ZMK: config/<board>.keymap(拡張子 .keymap、内容は DTS 構文)
  • QMK: keyboards/<board>/keymaps/<you>/keymap.json

ファイル形式の詳細は 対応キーボード・キーマップ形式 を参照してください。

ステップ2: キーマップを読み込む

トップページの「キーマップを読み込む(.keymap / .json)」ボタンを押し、ステップ1で用意したファイルを選びます。読み込みに成功すると、レイヤータブとキー一覧が画面に表示されます。

読み込んだファイルはブラウザの LocalStorage に保存され、次回アクセス時に自動で復元されます。サーバには一切送信されません。

ステップ3: 物理レイアウトを選ぶ

分割キーボードの物理配置を指定すると、キーマップが実物に近い見た目で表示されます。

  • JSON アップロード: ZMK / QMK の layout JSON を読み込めば任意のキーボードに対応

未指定の場合は通常のキーボード(ベースレイヤーのみ)として表示します(練習自体は問題なく行えます)。

ステップ4: 練習モードを選ぶ

用途に応じて 2 種類の練習が選べます:

  • 寿司打ライク: 制限時間内に日本語ローマ字 / 英文 / コードのお題を連続で打鍵します。日本語はヘボン式・訓令式どちらでも正答として扱われます(例: chi でも ti でも OK)
  • レイヤー切替練習: 「Layer 2 の % を打って」と出題されます。 mo キーや ホームロウモッド を体に覚え込ませるのに最適です

ステップ5: 結果を確認する

セッション終了後、解答数 / 合計 WPM / 平均正答率に加えて、押し間違えたキーの上位5件 が表示されます。苦手なキーを把握し、次の練習に活かしてください。

キーマップ移行を早く終わらせる練習のコツ

カスタムキーマップへの移行で一番つらいのは、最初の 1〜2 週間です。運営者自身が分割キーボードへ移行したときの経験から、効率よく慣れるための進め方をまとめます。

  • まずベースレイヤーだけを固める: いきなり全レイヤーを覚えようとせず、寿司打ライク練習で英字と基本の指の動きを安定させます。文字が打てないとレイヤー練習どころではありません
  • レイヤー切替練習は短く毎日: レイヤーやホームロウモッドは「思い出す」のではなく「指が勝手に動く」状態がゴールです。1 回 5 分でも毎日続けるほうが、週末にまとめて 1 時間やるより定着します
  • ミスの多いキー Top5 を起点にする: 結果画面に出る苦手キーは、キーマップ側の問題(届きにくい位置に置いている)のサインでもあります。練習しても改善しないキーは、配置の見直しを検討してみてください
  • 普段のローマ字の打ち方を変えない: daken はヘボン式・訓令式のどちらも正答にするので、練習のために打ち方を矯正する必要はありません。覚えることはキーマップだけに絞りましょう

よくある質問

Q. キーマップファイルを読み込むとエラーになります
対応形式は ZMK の .keymap(DTS)と QMK の keymap.json の 2 つです。QMK の keymap.c は読み込めないため、QMK Configurator で keymap.json として書き出すか、qmk c2json コマンドで変換してください。ファイルは編集せず、zmk-config の config/ 配下や Configurator の Export で得たものをそのまま読み込むのが確実です。
Q. 読み込んだキーマップはサーバに送信されますか?
送信されません。キーマップの解析・保存はすべてブラウザ内で完結し、データはブラウザの LocalStorage にのみ保存されます。共有 PC などで消したい場合は、ブラウザのサイトデータ削除で消去できます。
Q. 訓令式(ti / si / tu)で打つと不正解になりますか?
なりません。ヘボン式(chi / shi / tsu)と訓令式のどちらも正答として扱われます。促音(っ)の子音重ね打ちや ltu / xtu、撥音(ん)の n / nn、ファ行・ヴァ行などの外来音表記も含めて、一般的な IME が受け付けるローマ字入力パターンに対応しています。普段使っている打ち方のまま練習してください。
Q. キーを押してもレイヤー表示が切り替わりません
レイヤータブと押下キーの自動追従は、物理レイアウト(layout JSON)を読み込んでいる場合に有効になります。まずレイアウトをアップロードしているか確認してください。また、mo や lt によるレイヤー表示はキーを押している間だけ切り替わります。それでも動かない場合は、キーマップ上のキーと物理キーの対応(bindings の順序)がずれていないか確認してください。
Q. Firefox や Safari でも使えますか?
使えます。daken は標準の KeyboardEvent だけで動作するため、特別な API や拡張機能は不要です。Chrome / Edge / Firefox / Safari の最新版で練習できます。
Q. 練習結果は保存されますか?
現在はセッション中の表示のみで、ブラウザを閉じると結果は消えます。練習履歴の保存機能は今後の対応を予定しています。継続的に記録したい場合は、セッション終了画面の WPM・正答率をメモしておいてください。
Q. スマートフォンやタブレットでも練習できますか?
物理キーボードでの打鍵練習を想定しているため、PC でのご利用を推奨します。タブレットでも外付けキーボードを接続すれば練習自体は可能ですが、表示は PC 向けに最適化されています。